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戦地からの便り 小田桐正一  016 寄せ書き

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宛名 通信文

  第何信か忘れて終ったので、爾后、番号なしにする。
  一良が元気で、幼稚園へ行く様に手続きした由、結構なことです。元気でやる様に云って下さい。
  隣保からの寄書きを頂きました。各個にお礼状は出しますが、そちらからも宜しく云って置いて下さい。
  近頃は別に之と云って変わった事もなく、而も、発信から着信まで二ヶ月ほどもかかりそうですから、余計に面倒になって書きませんが、ともかく元気でやって居ります。敏子も、余りゴンタをしない様に云いきかせなさい。
  大分以前に、東京から手紙が参りました。

着信日時不詳

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