第36信
パゴダの話
パゴダは日本語で何と云うのか分かりませんが、下の絵の様な格好をしていて、大小様々です。或いは塔とでも云うべきでしょう。
町に大きくそびえ立っていたり、村々に小さく 2、3群がっていたりします。そして大きなのになると、全部金色で、日光に映えて美しいものです。蘭貢注進攻の将士が、此パゴダを目当てに進んだと言われます。大きなパゴダの下は、お堂になっていて色々とお祭りしてあります。
小さなものになると、下部は土を盛上げ、セメンで固め、尖（さき）丈金色をしたものが多いです。僧侶は泰と同様、黄色の布を纏って居ります。
パゴダの写真は、今迄度々新聞に出て、知っていることと思います。
1943/02/20着信