第50信
この頃は大分、手紙も順調に着くようになって来ました。2月5日に中村から沢山の新聞、家から週報、10月分第1信、押し葉、12月第1、2信。隣保の寄せ書き、満州から等、一度に沢山もらいました。一良のタンクの絵は上手に出来ておりましたし、押し葉も良い色に出来上がっておりました。
山田の静夫も結婚した由、何より結構です。満州からの手紙では、亀川という処に家を建てて、おじいちゃんやおばあちゃんに家守に行って貰うのだと書いてありましたが、之亦結構なことでしょう。満州も60歳迄、内地へ帰らずに頑張る由、我々も帰還後は、一度満州に行ってみたいですね。八百楼へ葉書を出します。
1943/02/11発信