第7信
第2、第3の国では、手づかみで、御飯を食べます。
第3の国で見たことですが、印度人は牛を食べず、マレー人は豚を食べず。人を招待するには、カシワに限ります。
卵は鶏卵や、アヒルの卵等があります。
又、第3の国では、干魚を食べます。海に近いに拘わらず、態々（わざわざ）干しています。大は2尺位から、小は2、3寸のもの迄あり、印度人の苦力【メモ】などは、主に、小魚の干物を食べます。
一般に、料理には、ニラ、ニンニクの様な異様な臭いがあり、第2の国如きは、お菓子の様に甘いか、又は、ヒリヒリする位辛い料理があります。（終り）
着信月日不詳
【メモ】苦力 クーリー。外国人が、重労働に従事する中国やインドの下層労働者を指してよんだことば。coolie。